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OdiOdi
アフリカ布でつくるオーダーメイド小物
(泰有通信 vol.3掲載)

泰有社が半期ごとに発行する「泰有通信 vol.3」のコンテンツを、WEBサイトでもご紹介しています。
2019年9月、さくら通りにオープンしたレストラン「ヘイトアシュベリー」。泰生ビルに入居する、株式会社オンデザインパートナーズが改修を手がけたお店です。店内の奥にある秘密基地のようなアトリエをご存知でしょうか?
アフリカ布で小物をつくる「OdiOdi」の小池さんと室賀さんに、お話を聞きました!

OdiOdi(小池佐季子さん、室賀ゆり子さん)
進行:編集部(株式会社ボイズ)

OdiOdi(小池佐季子さん、室賀ゆり子さん) アフリカ布でつくるオーダーメイド小物

編集部 ヘイトアシュベリーがオープンしてからランチに来ましたが、こんな素敵なアトリエがあるとは知りませんでした!
 

小池 ここには約120種類のアフリカ布があるんです。お客様とじっくりお話ししながら、オーダーメイドで大きなバッグや小物などさまざまな商品をつくっています。
 

編集部 もともとヘイトアシュベリーが別の場所にあった時から、お二人はレストランのスタッフとして働かれていたそうですが、移転をきっかけにアトリエをオープンされました。
 

室賀 横浜に来る前は徳島を拠点に活動していたんです。そのころは自宅を半分開放し、布をいっぱいに広げてオーダーメイドを受けていました。それを横浜でもやりたいとずっと思っていて。そういった体験を提供できるスペースをもちたかったので、いい機会になりました。
 

小池 アフリカには、道端に足踏みミシンで服をつくるテーラーさんがいるんです。好きな布を買って持っていき、ジャケットを仕立ててもらうといったことが当たり前の文化としてあります。

編集部 布と生活が密接にあるんですね。アフリカの布の魅力は、どんなところだと思いますか?
 

小池 アフリカ布と言っても、明るくハッピーな柄や無邪気なもの、味わい深いものなど、 さまざまな種類があることが一番の魅力です。お客様とお気に入りの柄を選び、色や形の組み合わせを考えていく過程が、もう本当に楽しいです。OdiOdiではアフリカ布を使って、既製品を買うことでは得られない、より自分らしくて日々の使い方にもフィットした物を、布選びからつくり上げる楽しさを提案したい。だからOdiOdiでつくったバッグの修理や、愛着のあるバッグをアフリカ布でリメイクするオーダーも受けています。
 

ヘイトアシュベリーのカフェスペースは、20年前まで天ぷら屋さんとして使われていました。お店の食品ロスを近所の人たちとシェアしたり、昔ながらのコミュニティがあった場所だったそうです。もともと人が集まっていた場を、街の資産として継承していくこと。ヘイトアシュベリーが目指したのは、そんな場づくりでした。
おいしいお料理を食べに行ったら、ぜひアフリカ布のアトリエものぞいてみてください!

2020年1月24日収録
ヘイトアシュベリーにて

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