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stay home, keep thinking アフターコロナのためのメールインタビュー vol.4:松本祥孝

新型コロナウイルスの感染拡大という、数か月前には予想すらできなかった事態。2020年の新年度、誰もがいつもの活動や生活にさまざまな影響を受けました。泰有社のビルに入居するクリエイターたちはいま、なにを考えているのでしょうか。
この時期だからこそ残せる、クリエイターたちの言葉。アフターコロナのためのメールインタビューです。

ーふだんの活動について教えてください。
 

フリーランスのフォトグラファー
→依頼の職業カメラマン。主に料理とブツ撮り
 

マツモトコーヒーロースターズ マイクロコーヒーロースター
→泰生ポーチの1室を工房として使っている、小さなコーヒー豆焙煎屋
 

ー新型コロナウイルスとともに生きていくうえで、ご自身の生活や活動に対する「考え方」 に、どのような変化がありましたか?
 

実際、撮影業務は全て無くなりました。
しかしながら、基本的な生活様式や活動は変わらず、むしろ在宅作業などに対する罪悪感は減りました。コロナ以前も以後も、自営業者として、生活者として、時間、仕事、わたくしごとに対して、意識して生活していました。以前、以後も、何ら変わりない毎日を送っているつもりです。しかしながら、無意識のうちに身体が軋む感があり、睡眠がしっかり取れていないと気がついたのは、時間の経過と共に、最近になってからです。
まだまだ全てが途中段階で、今後身体とは別に精神がどのように変わって行くかはわかりません。
 

ー新型コロナウイルスとともに生きていくうえで、工夫していること、心がけていること、 大切にしている心構えなどがあれば教えてください。
 
いままでの生活様式を「急に変えない」という事です。変えなきゃいけないところは、今後自ずと分かってくるので、その時間の中で意識して少しずつ変えていく努力はしますが。

ーいま、いちばんリラックスできるのは、どんなときですか?
 

寝落ちする、朦朧とする直前の瞬間です。

 

ーアーティスト・クリエイターとして、いま、どのような表現/活動をしたいと思いますか? その理由も教えてください。
 
虚無に陥りがちになりますが、何かを以て、人同士が、再び時間をかけて交わりあえるような活動が出来ればよいと思います。
あらゆるインフラのおかげで時間短縮、効率、繋がりやすく便利になったと思われた反面、世の中に蔓延する誤解や弊害など負の部分が一気に露呈したのも、コロナ禍の回答のひとつのような気がします。反省材料として。
 

ーコロナ禍が「落ち着いた」と言えるようになったとき、いちばんしたいことはなんですか?

 
顔と顔を付き合わせた交わりあいをしたいと思います。どこまでの制限があるのかわかりませんが。
 

ーコロナ禍が「落ち着いた」あと、どのような社会になっていてほしいですか? 近い未来に向けて、希望があれば教えてください。
 

変わらざるを得ない世の中になりますが、ひとりの時間を大切にしながらも、制限のあるなかでも、閉じる事なく、人と人とが接触出来る世の中になって欲しいです。
 

━好きな景色、お気に入りの作品の記録写真、誰かと共有したかった日常の一コマ、なんでも構いません。お写真1点を、写真を説明するキャプションとともにお寄せください。

来年も201号室からのこの眺めを見たいです

profile
松本祥孝(まつもと・よしたか)
有限会社マット取締役。日本大学芸術学部卒。1997年にフリーカメラマンとして独立、料理や旅の写真を手がける。2015年からはマツモトコーヒーロースターズとしてコーヒー豆の焙煎をスタート。

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