私たちは不動産事業をとおして、コミュニティをはぐくむまちづくりに取り組んできました。入居アーティスト・クリエイターの活動を紹介するフリーペーパー「泰有通信 vol.4」のコンテンツを、WEBサイトでもご紹介します。オーナーズアイは、水谷浩士と伊藤康文が泰有社のまわりの出来事を振り返るコーナーです。
対談:水谷浩士(泰有社代表取締役)、伊藤康文(泰有社)
進行:編集部(株式会社ボイズ)
今回のオーナーズアイはZoomで収録。2020年のできごとを振り返ります!
編集部 2020年はなんといっても、新型コロナウイルスの影響であらゆることに変化がありました。まだ収束はしていませんが、振り返ってみていかがですか?
伊藤 弊社のビ
ルでは退去された方もいましたが、みなさんの協力のおかげで、すぐ次の入居者が決まるケースが多かったです。アーティストの入居が多く、同じビル内での増床も相次ぎました。泰生ポーチの一室には、これから鍼灸師の方も入る予定です。この状況でもアーティストやクリエイターが集う環境が継続できているのはありがたいですね。
編集部 入居者同士のコミュニケーションもオンラインで行われることが多くなりました。今年の「関内外OPEN!12」はオンラインで開催されています。
伊藤 同じコミュニティにいる人同士、意見交換をするのはとても大事だと思います。オンラインのツールをうまく使いながら、そのための場は継続していきたいですね。
水谷 これまでは通勤電車から休日まで、たくさんの人が一緒に動きすぎていました。しかしコロナ禍で大企業でもリモートワークが導入され、意外な快適さに、改めて個人事業主や中小企業で働くことを視野に入れた人も多いはず。今年の「関内外OPEN! 12」ではさまざまな生活と仕事が垣間見え、新しい時代に向けて役立つ企画だったと思います。
編集部 おふたりの習慣や働き方に変化はありましたか?
水谷 仕事の効率について考えるようになりましたね。Zoomなどのツールによって、打ち合わせでも、実際に会うために移動の時間や費用をかける必要はなくなりました。ただその反面、人と会えないという寂しさもあります。
編集部 これからのオーナー業は、どのように変化していくのでしょうか? 2021年の抱負があればお願いします。
伊藤 変化する働き方やライフスタイルにあわせて、貸す側としては、まずその人がやりたいことにあわせて柔軟な対応をしていくことが大事だと思います。そのためには何より人との関係を大切にして、お互いにじっくり相談して決めていく。既成概念を取り払って、同じ方向を向いている人たちと一緒にビルをつくっていければいいなと思います。
水谷 これからは、小さいながら個性を生かした働き方が増え、個の時代になるでしょう。大家としては、そういう方々のお役に立てるような不動産・建物で答えていきたいですね。
2020年12月2日収録
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