不動産事業をとおして、コミュニティをはぐくむまちづくりに取り組む泰有社。半期ごとに、入居アーティスト・クリエイターの活動を紹介する広報誌「泰有通信 vol.3」のコンテンツを、WEBサイトでもご紹介します。オーナーズアイは泰有社の水谷浩士と伊藤康文が、泰有社のまわりの出来事を振り返るコーナーです。

対談：水谷浩士（泰有社代表取締役）、伊藤康文（泰有社）
進行：編集部（株式会社ボイズ）

編集部　弘明寺のアキナイガーデンは、多くの方に使われていますね。
 

伊藤　「小商い」を応援する場なので、皆さんセカンドプレイス的に使っていて、仕事とは別に弘明寺で何かやりたい方が集まっていますね。
 

水谷　弘明寺にゆかりのある人は、街に誇りをもっている人が多いです。自分たちの趣味をもち、アキナイガーデンのようなところで活動するライフスタイルを楽しむ方も増えている。社会の変化の一つだと思いますし、泰有社の周りにはそういった方が特に多いのかもしれません。
 

編集部　泰生ポーチと泰生ビルでは、19 年3月に他界されたKAIEさん を偲ぶ会が、6月に開かれました。泰生ポーチの入居アーティストだったKAIEさんはさまざまな活動で界隈を盛り上げ、たくさんの思い出がありますね。
 

伊藤　横浜で親交のあった誰もが、きちんとお別れができなかった思い を抱えていたので、こういった機会をもつことができ良かったと思っています。
 

編集部　泰生ポーチは、最近入居した方たちの熱量が高いのでは？
 

伊藤　交流会も盛り上がりましたし、入居者会議ではなあなあになってしまっていたルールを、これを機に改めて見直しています。泰生ポーチの価値を高めていこうと、意見交換もはじめていますよ。
 

水谷　泰生ポーチの入居者にカメラマンが3人になりましたね。泰生ビルやトキワビルにもアーティストがたくさんいて、作品の展示を目的に入居する方もいます。泰有社ビルのアーティスト、クリエイターが一堂に会して作品を展示する機会があったら、すごく面白いんじゃないかな。
 

編集部　ぜひやりたいですね！　トキワビル／シンコービルでは、関内外オープンで「トキワ町アジール」を実施しました。
 

伊藤　ついにクリエイターやアーティスト以外の住人を巻き込んだプロジェクトが実現できたのが、何より大きな成果でしたね。
 

編集部　年末のクリスマスイブには、伊藤さんがトキワビルに入居する建築家の浅沼秀治さん、前田篤伸さんとともにバーテンをする企画「50’s Bar 」がtenjishitsu:Tür aus Holz 常盤町で開かれましたね！
 

伊藤　大変な反響で、恒例企画として半年に1回ぐらいやっていこうかと（笑）。
 

水谷　入居者の皆さんと、いろんなことをやっていきたいです。泰有社は今年J1に昇格した横浜FCのスポンサーなので、観戦会を開きたいですね。

2020年1月17日収録
株式会社泰有社オフィスにて

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