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トキワビル/シンコービル
座談会:「常盤ノブ」が可視化したものとは? クリエイター発の新しい“祭り”(後編)

昨年9月に開催された「関内外OPEN10!『道路のパークフェス』」では、「常盤ノブ」というイベントが人々の注目を集めました。本イベントをとおして、トキワビル/シンコービルに内包されたポンテンシャルを、入居者同士で考えるのが今回の座談会のテーマ。前編に引き続き、後編をお伝えします。

座談会:「常盤ノブ」が可視化したものとは? クリエイター発の新しい“祭り”(前編)

「クリエイターが集合アトリエに集まることの意味は、こうやって何かを形にすることでわかるものだと思いました。ひとつのプロジェクト『常盤ノブ』に、ともに取り組み時間を過ごすことで、仕事の仕方や姿勢にお互い刺激を受けましたね」。
『関内外OPEN10!『道路のパークフェス』」の一企画、「常盤ノブ」のアイデアを提案した建築家の浅沼秀治さんは、プロジェクトをこう振り返る。

トキワビル/シンコービル
クリエイターたちが集う、ネクストステップの新拠点

春になると艶やかに八重桜が咲き誇り、花吹雪が舞う。多くのビルが建ち並ぶ関内桜通りは年に1度、空気まで色めくような季節を迎える。その桜は、夏には緑濃い樹影を提供し、秋には色づいた落葉で時の流れを知らせる、横浜の都心部の貴重な自然となっている。