「橋の上の、弘明寺市場」──歴史と新しい文化が交差するまちの魅力を発信
「横浜最古の寺」とされる真言宗弘明寺(横浜市南区)。鎌倉街道から寺まで延びる312メートルのアーケードは「弘明寺かんのん通り商店街」として、まちの人たちに長年親しまれてきた。2025年1月26日、商店街の中ほどにあり、大岡川にかかる「観音橋」「さくら橋」上でマルシェイベント「橋の上の、弘明寺市場」が初開催された。泰有社の「水谷マンション」内に事務所「AKINAI GARDEN STUDIO」を構える建築家・梅村陽一郎さん、神永侑子さん、入居者のクリエイティビティを育てるシェアハウス「ニューヤンキーノタムロバ」で前コミュニティビルダーを務め、そのまま弘明寺に住み続けるダバンテス・ジャンウィルさん(以下・ダバンテスさん)らも、商店街組合の先輩らとともに実行委員として参画し、1年をかけて準備をしてきた。弘明寺愛で一丸となった面々が作り上げたマルシェへの思いをうかがうとともに、当日の様子を紹介する。
水谷ビル
弘明寺商店街の新たな“顔” PEACH COFFEE/AGry
水谷ビル1階に2024年8月、スペシャルティコーヒー店「PEACH COFFEE(ピーチコーヒー)」がオープン。さまざまな人が日替わりで“小商い”を実践してきた「アキナイガーデン」があった場所だ。一方アキナイガーデンを運営していた建築設計事務所「AKINAI GARDEN STUDIO(アキナイガーデンスタジオ)」の神永侑子さんと梅村陽一郎さんは、同ビル2階に新たな拠点「AGry(アグリー)」を開設。お二人と、弘明寺商店街の新たな顔の一人となったPEACH COFFEEの百崎佑さんに、新店舗・新拠点の話を伺った。
若手建築家ユニットが考える、まち・暮らし・商いとは?
横浜信用金庫弘明寺支店交流会「弘信会」レポート
泰有社が本社を構えているのが「弘明寺かんのん通り商店街」。全長312メートルに及ぶアーケード通りを擁する活気あるこの商店街にも、空き店舗が増えている。
建築設計事務所「AKINAI GARDEAN STUDIO」を構え、シェアショップ「アキナイガーデン」を運営した梅村陽一郎さん、神永侑子さんの2人が空き店舗活用のアイデアをシェアするワークショップを横浜信用金庫弘明寺支店の「弘信会」で開催。その様子をレポートする。
水谷ビル/GMビル/GM2ビル
オープンビル「まちごと内覧会」
弘明寺商店街に集積する実験的な住まい/仕事場を訪問
若手建築家による小商いの拠点や個性豊かな住居が次々と生まれ、少しずつコミュニティを形成してきた水谷ビル。今年に入ってそこに写真スタジオ兼アトリエが加わり、同じ通りのGMビルとGM2ビルには新たな住居2軒とシェアハウスが誕生しました。7月3日には「まちごと内覧会」と題し、3つのビルの各部屋を改めてお披露目。新住人を訪ねました。