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オーナーズアイ 水谷浩士×伊藤康文 (泰有通信 vol.7掲載)

私たちは不動産事業をとおして、コミュニティをはぐくむまちづくりに取り組んできました。入居アーティスト・クリエイターの活動を紹介するフリーペーパー「泰有通信 vol.7」のコンテンツを、WEBサイトでもご紹介します。オーナーズアイは、水谷浩士と伊藤康文が泰有社のまわりの出来事を振り返るコーナーです。

対談:水谷浩士(泰有社代表取締役)、伊藤康文(泰有社)
進行:編集部(株式会社ボイズ)

オーナーが2023年度のできごとを振り返ります!

編集部
今年はライトハウスさんやマツモトコーヒーロースターズさんのような古株が退去され、一方で新しい入居者も来てくださいましたね。
 
伊藤
コロナの影響ですよね。特に泰生ポーチはサードプレイスとして借りている方が多い。そういった方に打撃があったのでしょう。ただ、新しい方がうちのウェブサイトの空室情報を見て、ブランディングに共感して来てくださった。やっている価値があったなと思います。
 
水谷 
入退去は常にあることで止められないので。ただ、こういう流れを継続できるのが一番いいことですね。
 
編集部
関内では「オンデザインイッカイ」の存在感が強まっており、そのほかにも、まちのキーパーソンになるような方が現れています。
 
伊藤
僕たちの力ではなくて、入居者の力が大きかったんですよ。ただ、スタートアップ企業やフリーランスの方に向けて、いかに間口を開けておくかは長年もち続けているテーマです。不動産の慣習をとっぱらって、皆さんの活動を広げられたらと思っています。
 
編集部
最近は各エリアで若手世代も頑張っていますね。
 
伊藤
「一般社団法人からこそBOX」や、「さくらWORKS〈関内〉」、「ニューヤンキーノタムロバ」などの若い子たちは、僕たち世代とは違う視点があります。今の人たちのカルチャーを生み出してほしい。世代交代していくことも必要ですね。
 
水谷 
まちの先のことを考えると、若い人たちが最も大切です。私は横浜信用金庫の会長もやっています。信金と弘明寺商店街の交流会で、「アキナイガーデン」の梅村さん・神永さんから、商店街の方に向けて新しい考え方を共有してほしいんです。もちろん、私たちも刺激をもらっています。今後は弘明寺と関内の交流やつながりをつくることも課題です。
 
編集部
抱負や目標はございますか。
 
伊藤 
コロナ禍や能登の震災、戦争など、2〜3年先のことも見通せない世の中です。だから今は目の前のことをクリアしていくしかありません。現在は、空室になっている部屋をもっとクリエイターの方によりよく使ってもらえる発信を考えないといけないですね。
 
水谷 
今は経済や株価の高騰が加熱していますよね。ただ、もっと小さな企業や個人が実感する経済状況がよくなってほしいと願います。つまり、コツコツやっていくしかないですね。

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