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物件ビフォー/アフター:「オンデザイン イッカイ」編

「物件ビフォー/アフター」では、入居者によるリノベーションの過程を特集します。第一弾は、元居酒屋だった泰生ビル1階の路面にオープンした、建築設計事務所・株式会社オンデザインパートナーズの新オフィス「オンデザイン イッカイ」です。先日、横浜文化賞を受賞し、その活動にますます注目が集まるオンデザイン。本特集では、そんなオンデザインのスタッフの皆さんによるセルフビルドの様子を、タイムラプス映像とフォトレポートでお届けします!

水谷ビル/GMビル/GM2ビル
オープンビル「まちごと内覧会」
弘明寺商店街に集積する実験的な住まい/仕事場を訪問

若手建築家による小商いの拠点や個性豊かな住居が次々と生まれ、少しずつコミュニティを形成してきた水谷ビル。今年に入ってそこに写真スタジオ兼アトリエが加わり、同じ通りのGMビルとGM2ビルには新たな住居2軒とシェアハウスが誕生しました。7月3日には「まちごと内覧会」と題し、3つのビルの各部屋を改めてお披露目。新住人を訪ねました。

泰生ポーチ
コロナ後初の対面交流会、顔ぶれも新たに
入居者がつくるアットホームな拠点

2015年にオープンした泰生ポーチは、「Small is better!」というコンセプトの通り、アーティストやクリエイターのタイニーオフィスが集まっているのが特徴だ。2018年からは、1階「泰生ポーチ フロント」の飲食店・学童・イベントスペースとしてのタイムシェア運用も始まり、2階には店舗もオープンするなど、まちに開かれ、愛される拠点として育ちつつある。

水谷ビル 水谷マンションオープンデー 個性豊かな若手建築家の暮らしをのぞく内覧会

オンデザインと4kadoが設計し2018年に入居開始した204号室の「水谷基地」、翌2019年にオープンした105「アキナイガーデン」、アキナイガーデンスタジオが設計した2つの住居(307・309号室)、そしてStudio on_siteによる「大地と育つ家」と題した302号室。アキナイガーデンの主催で、弘明寺・水谷ビルの各部屋の変化・進捗をのぞくことができるオープンデーが10月に開催されました。

GM2ビル アートスタジオ アイムヒア 路上生活経験者たちが織りなす身体の祭典

路上生活の経験者で構成されたダンスグループ「新人Hソケリッサ!」(以下、ソケリッサ)。2021年秋から1年をかけて、横浜や東京の屋外を中心に新作公演「2021-2022『路上の身体祭典H!』新人Hソケリッサ! 横浜/東京路上ダンスツアー」を行っています。今回は、去る昨年10月に会場となったGM2ビルでの公演におけるプログラムをレポート。ソケリッサ主催・アオキ裕キさんと、GM2ビルにスタジオを構える現代美術家・渡辺篤さん、シンガーソングライター・寺尾紗穂さんのトークを中心に、GM2ビル屋上での新作ダンスの様子をお届けします。

トキワビル/シンコービル
常盤ノブから「トキワ町アジール」へ――小さなコミュニティの自治

トキワビル/シンコービルでは、関内外OPEN!11のビル全体企画として「トキワ町アジール」を実施した。主な内容は①インフォメーションセンターのオープン、②トキワビル/シンコービルツアー、③シークレットパーティの開催だ。昨年度の関内外OPEN!では、クリエイターやアーティスト以外のビルの住人とどのように関係性をつくれるかが課題となったトキワビル/シンコービル。今年の「トキワ町アジール」では、ビルに入居する人同士の交流のきっかけを生むことに挑戦した。